風に立つチキン
ゴルフの思い出
分不相応にもゴルフを少ししていたことがあります。
今より手取りが5万ほど多かった頃で東京や台湾へ旅行にも行っていましたが、それはもう昔のこと。
初心者向けのゴルフレッスンにも通い、打ちっ放しの練習場にもよく行っていました。
コースにも3~4回出たのかな?
スコアはいつも150以上で惨憺たるものでした(笑)
転職を志すも無職となり、結局思うような仕事には就けず。
ゴルフもそれ以来することはなくなりました。
それでもゴルフは楽しい思い出です。
皆でワゴンに乗ってゴルフ場へ出かけ、カートに乗ったりレストランで食事をしたり。
一人でスタートを木の下で待っていたとき、1mほど先に何かがボトッと落ちてきたことがありました。
よく見るととぐろを巻いた蛇でした。
その後コースを回っていくうちまむし注意!の看板を見てゾッとした、なんてこともありました。
風に立つライオン
今でも忘れられないひとときがあります。
小高いところに立って目の前に広がる美しいコースを眺めていたとき、ゴルフで上気した頬を風が撫でていきました。
風に立つライオン。
映画の内容とは全く違いますが、そういう気分でした。
現実の私はライオンとは程遠く、チキンです。
今から思えば、ゴルフなんて散財しただけの趣味でした。
でも後悔はありません。
少しだったとしてもゴルフを経験することができたから。
そしてあの忘れられないひとときを体感できたからです。
経験は財産
海外旅行も散財するだけ、と思う一面もありますが、やはりいろいろなことを経験できるのでできれば行った方がよいと思います。
また、私みたいにペーパードライバーになったとしても運転免許は取得した方がいいです。
映画を観ても、テレビを見ていても何かを経験しているのといないのでは、感じ方が違います。
目に入る景色、辺りを漂う匂い、耳を澄ますと聞こえてくる音、出された料理の味、そして頬を撫でる風。
経験していないと気が付かないこともある。
いろいろやってみよう!
無理はせず、できるだけ。
そして今はコロナ渦の時代だから、できる範囲で。
そうやって経験したことはムダだと思うことも、きっと私の財産になっていくはずだから。